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FintechスタートアップのC#erアプリケーションエンジニアの技術録

XcodeとSwiftでUILabelのテキストのハイパーリンク化は気軽にはできない

HTMLライクなデザインでテキストにハイパーリンクを付けることになりました。

各項目を入力して送信ボタンを押してください。何か分からないことがありましたら、こちらからお問い合わせください

こんなケースですね。アンダーバーだけハイパーリンク化しないといけなかったんですね。これをUILabelを使って実現できるか色々調べて試してみました。

NSMutableAttributedStringを使う

NSMutableAttributedStringというクラスがあって、Stringに様々な属性を付加することができます。UILabelやUITextViewにはatributedTextというプロパティがあるので、このプロパティにNSMutableAttributedStringインスタンスをセットするとアンダーラインや文字色など変化あるテキストを表示することができます。WindowsやAndroidだとマークアップ言語に記述できるのですが、iOSだとコードビハインドで遅れていますね。まあ、しょうがないです。

let textView = UITextView()
textView.isSelectable = true
textView.isEditable = false

let text = "各項目を入力して送信ボタンを押してください。何か分からないことがありましたら、こちらからお問い合わせください。"
        
let attributedString = NSMutableAttributedString(string: text)
let range = NSString(string: text).range(of: "こちらからお問い合わせください")

attributedString.addAttribute(NSAttributedStringKey.link, value: "https://www.yahoo.co.jp/", range: range)
attributedString.addAttribute(NSAttributedStringKey.underlineStyle, value: 1, range: range)
        
textView.attributedText = attributedString

これで「こちらからお問い合わせください」だけハイパーリンク化されます。しかしこれはUITextViewを使った場合です。

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SwiftでObjective-Cのポインタ型を書き換えるときのUnsafeMutablePointer<T>について

とあるSDKを使ってiOSアプリを開発しているのですが、いただいたSDKのドキュメントに書かれているサンプルコードがObjective-Cでした。僕はObjective-Cは嫌いなのでSwiftに書き換えます。するとこんな関数がありました。

(id)method:(int*)arg;

Int型のポインタです。Swiftにはない概念ですね。これどうやってSwiftから呼び出せばいいんでしょうか。

Xcodeのエラーを見てみる

とりあえずこう書いてみます。

let value = 1
method(value)

当然エラーとなります。XcodeはUnsafeMutablePointer<Int>を使えとか言ってきます。なんじゃそりゃ。
UnsafeMutablePointer - Swift Standard Library | Apple Developer Documentation

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SwiftでiOSアプリのファイルシステムのディレクトリの存在チェックを行う

iOSアプリのDocumentsディレクトリにログを出力しようと思い、Logディレクトリを作成しました。当然このディレクトリはアプリが初めて起動したときに作成され、以降はディレクトリ作成を行う必要はありません。でもSwiftでディレクトリの存在チェックって情報があまりないんですよね。

ファイルが存在するかどうかを調べる

ググって出てくるのは任意のファイルが存在しているかどうか調べる方法です。

FileManager.default.fileExists(atPath: filePath)

でもなぜかdirectoryExistsというメソッドは存在しません。え、これどうやってディレクトリの存在チェックすればいいんですかね。

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Swift4でDateの日時を任意のフォーマットでStringで表示する

Swiftの日時を表示するのはDateクラスで簡単に実装できます。

// 2018/01/12 00:00:00
print(Date())

しかしFormatを指定するとなると結構行数を使ってしまうんですよね。

let format = DateFormatter()
format.timeStyle = .short
format.dateStyle = .short
format.locale = Locale(identifier: "ja_JP")
// 2018/01/12 00:00
print(format.string(from: Date()))

Dateクラスを拡張する

毎回書くのは冗長ですし、表記を変えたいとなったときに死ぬのでDateクラスを拡張してしまいましょう。

import Foundation

public extension Date {
    public func toString() -> String {
        let format = DateFormatter()
        format.timeStyle = .short
        format.dateStyle = .short
        format.locale = Locale(identifier: "ja_JP")
        return format.string(from: self)
    }
}

これで楽になりました。.Net Frameworkが

// 2018/01/12 00:00:00
DateTime.Now.ToString();

と書けるように、今回拡張したことで

// 2018/01/12 00:00
Date().toString()

と書くことができるようになりました。

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Swift4で任意のDateの日時から日の始まりである0時0分のDateの日時を作る

iOSアプリ開発においてデータベースのデータから本日登録されたデータだけを取り出す必要があったのですが、そのためには今日の0時0分のDateを作らなければなりません。例えば.Net Frameworkでは下記のように作成することができます。

var now = DateTime.Now;
var date = new DateTime(now.Year, now.Month, now.Day, 0, 0, 0);

ところがSwiftのDateクラスにはそのようなイニシャライザはありません。また、Dateクラスから時間や分をInt型の値として取り出すこともできないようです。

Calenderクラスと組み合わせて作る

DateクラスとNSDateクラスばかり調べていたので時間かかってしまいました。結論から言うと下記のようにして今日の0時0分を作ることができます。

Calendar(identifier: .gregorian).startOfDay(for: Date()))

Calenderクラスを使うのですね。上記の例ではDateインスタンスを新規で生成しているので今日になりますが、別の日のDateインスタンスを使えば任意の日時の0時0分を作ることができます。.Net FrameworkはDateTime型で色々できるのでNSDateやDateは貧弱で辛いなあと思っていたのですが、Calenderクラスと組み合わせることでDateTimeと同等の機能が用意されているようです。

Xcodeのライブラリ管理のGUI版クライアントアプリCocoaPods Appを使う

iOSアプリ開発において欠かせないのがライブラリです。Androidではgradle、WindowsではNugetがありますが、なぜかXcodeには標準で使えるライブラリ管理機能がありません。実際のところ公式が確立する前にサードパーティがデファクトスタンダードを取ってしまったというところでしょうか。その最も使われているライブラリ管理システムがCocoaPodsです。しかしこのCocoaPodsはターミナルのCUIアプリケーションです。別にいいけど、AndroidとWindowsと比較してちょっとショボすぎるでしょ…。と思っていたらいつの間にかGUIクライアントアプリができていたので使ってみました。

CocoaPods Appとは

インストーラー形式で配布されています。このためターミナルでコマンドからインストールする必要もありません。楽ですね。
cocoapods.org

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仮想通貨のウォレット(wallet.dat)のパスフレーズを忘れたのでリカバリーを試みました

eXperience Point(XP)という仮想通貨を買ったのですが、翌日にパソコンが壊れてしまいました。幸い別のHDDにwallet.datをバックアップしていたのでウォレットをリストアすることはできたのですが、パスフレーズを入力してもウォレットを復号することができません。どうやら手書きのメモが間違っている様子。顔面蒼白です。

パスフレーズをクラックする方法を探す

手書きのメモが間違っているとはいえ、一部の文字を書き間違っているだけのはずです。しかし考えられる間違いを片っ端から手動で入力してみましたが突破できず。こうなると総当たりクラックツールを使ってパスフレーズを特定するしかありません。そこで同じ状況に陥って解決を試みたひとを探してみました。
blog.r622.net
いました。この方はMonacoinのケースですが、ウォレットがXPと同じ外観ですし、対象もwallet.datと名前も完全に同じです。勉強不足で恐縮なのですが、仮想通貨のウォレットはBitcoinのものを改造して作られているものが多いのでwallet.datのフォーマットは仮想通貨によらず同じである場合が多いのではないかと推測しました。そして、この方が使用したクラックツールがこちら。
github.com
BTCやLTCなどに対応していると書かれています。上述した通り、MonecoinやXPにも対応しているようです。

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仮想通貨(BTC,ETH,XEMなど)のアドレスから口座残高などの情報を取得するAPIについて

仮想通貨はブロックチェーンに全てのデータが保存されているので、直接ブロックチェーンを参照すれば任意のアドレスから口座残高などの情報を取得することができます。しかし、口座情報を利用するアプリやWEBサービスを作成するだけのために各仮想通貨のブロックチェーンを参照するのは大変ですし、何より学習コストがかかってしまいます。それで何かAPI経由で取れないかと探していたら、、、ありました。

cryptoID

cryptoIDというサイトがAPIを公開していて、様々な仮想通貨の口座情報をRESTfulAPIで取得することができます。いやほんと対応している仮想通貨が多すぎてすごいです。マイナーな草コインであるXPもこのサイトから口座情報取れます。
Chainz - Crypto-currency Blockchains

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coincheckのページネーションAPIを使って取得した一覧から任意のIDのデータを取得する方法

coincheckの一覧取得APIではページネーションという仕様を使っています。しかしこのページネーションについてcoincheckの説明が不足している上に不具合があって大変カオスなことになっています。2017年12月にAPIの仕様変更があったので、この変更で不具合は直っていることを祈ります。今回はこの一覧取得APIから任意のIDのデータを取得する方法について書きます。

ページネーションとは

coincheckの一部APIではページネーションにてデータを分割して取得することが可能です。
・PARAMETERS
limit 1ページあたりの取得件数を指定できます。
order "desc", "asc" を指定できます。
starting_after IDを指定すると絞り込みの開始位置を設定できます。
ending_before IDを指定すると絞り込みの終了位置を設定できます。

だそうです。
取引所APIドキュメント | Coincheck(コインチェック)

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coincheckのAPIを使って発注と同時に損切り発注(イフダン)も投げる方法

coincheckのAPIでシステムトレードプログラムを作る際に必須の機能なのが発注と同時に損切りの発注を出す処理です。これFXの世界ではイフダン(if done)というらしいです。今回はこの処理の実装方法について書きます。

処理の流れ

coincheckのAPIの実行順としては下記のようになります。

  1. 新規注文API
  2. ポジション一覧API
  3. 新規注文API

ポジション一覧APIを利用しなければならないというのが味噌です。これが分かるのに時間がかかりました。

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