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ベンチャー企業で働くソフトウェアエンジニアの技術録

Xcodeのライブラリ管理のGUI版クライアントアプリCocoaPods Appを使う

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iOSアプリ開発において欠かせないのがライブラリです。Androidではgradle、WindowsではNugetがありますが、なぜかXcodeには標準で使えるライブラリ管理機能がありません。実際のところ公式が確立する前にサードパーティがデファクトスタンダードを取ってしまったというところでしょうか。その最も使われているライブラリ管理システムがCocoaPodsです。しかしこのCocoaPodsはターミナルのCUIアプリケーションです。別にいいけど、AndroidとWindowsと比較してちょっとショボすぎるでしょ…。と思っていたらいつの間にかGUIクライアントアプリができていたので使ってみました。

CocoaPods Appとは

インストーラー形式で配布されています。このためターミナルでコマンドからインストールする必要もありません。楽ですね。
cocoapods.org

CocoaPods Appの使い方

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CUI版だとカレントディレクトリの移動とか面倒なのですが、GUI版だとFinderからxcodeprojファイルを選択するので直感的でわかりやすいです。Fileメニューから「New Podfile From Xcode Project」を選択しxcodeprojを選択するとPodfileが作られ、エディタが表示されます。
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エディタ画面ではCUI版と同様にPodfileを書き換えるだけです。書き換えてインストールやアップデートするには画面右上のコンボボックスからInstallかUpdateを選択するだけです。
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選択するとターミナル画面に自動で切り替わってインストールやアップデートが実行されます。処理が完了したら生成されたxcworkspaceをXcodeで開くだけです。

CocoaPods Appを使うメリット

一部繰り返しになりますが、GUI版を使用するメリットは下記の通りです。

  • CUI慣れしてない人が導入しやすい
  • インストールが簡単で楽
  • 直感的にインストールやアップデートを実行できる
  • エディタがPodfileに特化してして見やすくて書きやすい