テスト仕様書を書いてくれと言われてもそのフォーマットは多種多様なものがあります。IPAなどの機関がフォーマットを定義していることもないため、新卒の新人でも渡されたテスト仕様書のフォーマットを見て「こんなフォーマットで良いのか…?」と戸惑う人もいるのではないでしょうか(実際僕がそうでした)。今回は試行錯誤して独自にテスト仕様書のフォーマットを固めてきたので、テスト仕様書の書き方とフォーマットについて公開したいと思います。
- テスト仕様書とは
- テスト内容によってフォーマットや書き方は多種多様
- シナリオテスト仕様書とは
- テスト仕様書の書き方
- テスト仕様書で抑えるべきポイント
- 誰がいつ、何をどういう環境でテストしたかが分かること
- 誰がテストを実施しても同じ結果になること
- A. ダメな操作手順
- B. 正しい操作手順
- 誰がテストを実施しても合格か不合格が判断できること
- A. ダメな挙動定義
- B. 正しい挙動定義
- テスト仕様書のフォーマットとは
- テスト仕様書のテンプレートを作りました
- テスト仕様書にはタイトルが必要
- 各項目の説明
- テスト結果は少なくとも3つのステータスが欲しい
- Predictには画像も積極的に貼りたい
テスト仕様書とは
テスト内容によってフォーマットや書き方は多種多様
国内のテスト仕様書の多くはExcelで書かれているのではないかと思います(Googleスプレッドシートを含めて)。そのExcelファイルでもテストの内容によって書き方は変わってきます。
- 単体テスト
- シナリオテスト
- 回帰テスト(レグレッションテスト)
今回はシナリオテストに焦点を当てます。ちなみに単体テストはユニットテストとして開発者(プログラマー)が自動化して品質を担保している必要があるもので、本来は仕様書は不要なはずです。回帰テストも回帰テストの仕様書があるケースや、今まで発生した不具合を再度チェックするなど会社や組織によってやり方は様々でフォーマットや下記型定義は難しいです。